2021.3.11
ルーペ①
今回はルーペについてご紹介していきます。
ルーペとは、見たいものを拡大してみることができる道具です。
普段かけている眼鏡や老眼鏡は、見たいものに焦点が合うようにするものなので、小さい文字などを拡大することはできません。
しかしルーペを使えば、小さい文字でも拡大されるので見やすくなります。
ルーペは倍率を変えることによって文字を拡大させています。倍率が高くなれば良く見えるというわけではなく、使用目的や視力に応じた最適なルーペを使うことにより見やすくなります。
また、ライトが点くものや形にも様々な種類があるので用途によって最適なものを選ぶ必要があります。
倍率について
低倍率:ピントが合わせやすく、見える範囲が広い
拡大効果はやや弱い
高倍率:文字を大きくできる
ピントが合わせにくく、見える範囲も狭い
<低倍率の見え方> <高倍率の見え方>


ルーペのライトの有無による見え方の違い
ライトをつけることによって手元の影がなくなり見やすくなります。
<ライトあり> <ライトなし>


ルーペの種類
1眼鏡タイプ
両手を自由に使える、見た目に違和感がない
低倍率のものしかないためロービジョンには不向きなことが多い
2スタンドタイプ
置くだけで焦点が合う、持つ必要がないので長時間の使用に適している
3手持ちタイプ 一番オーソドックスな形
倍率の範囲が広いため最適なものが見つかりやすい
片手がふさがる、使い方が難しい
4単眼鏡
遠方の対象物を拡大することができる
移動しながらの使用や動いている対象物をとらえることが難しい
市販されているルーペの倍率は1.5倍から15倍くらいまであります。
どのルーペでも同じ倍率なら同じ見え方というわけではなく、製品によって同じ倍率でも見え方は異なるため専門家に相談することをお勧めします。
次回は手持ちルーペの使い方について紹介します。