2021.8.11
iPad
今回はiPadについてご紹介します。
iPadとはAppleが販売するタブレット型端末のことです。
視覚障害者手帳を取得していても補装具として申請できる自治体はほとんど無いようですが、ロービジョンの方にも使える機能があるので、いくつか紹介していきたいと思います。

1.カメラ
写真と動画を撮影する機能です。保存した写真は拡大したり、色や明るさ、コントラスト等を編集することが出来ます。動画は保存したものを拡大して見ることが出来ます。




2.拡大鏡
見たいものを拡大して見る機能です。明るさ、コントラスト、色変えが一つの画面でできます。またライトの点灯機能も付いているため薄暗い場所でも明るくしてみることが出来ます。カメラと違い写真は保存されません。また色調の変化はカメラでは淡い変化ですが拡大鏡ではかなりはっきりと色が変わります。




3.ズーム機能
ホーム画面やウェブサイトなど画面に写っているものを拡大して見る機能です。


4.Siri
要件を話しかけると操作を代わりに行ってくれるアシスト機能です。
「Hey Siri ○○して。」と話しかければその内容に沿って事を進めてくれます。
例えば、「Hey Siri明日の8時に目覚まし掛けて。」「Hey Siri○○に電話して。」「Hey Siri 明日の天気は?」などと話しかければそれに必要な操作を代行してくれます。
iPadが見つからないときは「Hey Siriどこにいるの?」と話しかけると「ここにいます。」と返事をしてくれたりと簡単な会話もできます。
5.反転
画面に写っているものを白黒反転する機能です。
写真などのメディアも反転させるモードと反転させないモードとがあります。



6.VoiceOver
iPadで検索したことなどを読み上げる機能です。読み上げ速度は調整可能です。
こちらは難しい機能なので使いこなすにはかなり練習が必要です。
以上になります。
今回紹介した機能は備え付けのものですので設定すればすぐに使うことが出来ます。
アプリをダウンロードしてご自身にあった機能を追加して使うことも出来ます。
「よむべえ」等、一部の有料アプリも補助対象となる場合もあるので購入の際はお住いの自治体に問い合わせてみてください。
※当院でのお試し、取り扱いはありません。(2021年8月現在)
次回はに白杖ついてご説明いたします。