本ページについて

2019年8月より、第2木曜午後にロービジョン外来を開設しました。通常の眼科診療では「回復できない、見えない、見えにくい」を手助けする外来です。一般外来を受診していただいた後の予約制となっています。
ロービジョンケアに関連するお役立ちウェブサイト情報をまとめましたのでリンクをご覧ください。

ゴールボール部 始動!!

我々ゴールボール部は、記念すべき第一回の練習を終え、2022年10月8日に行われた「2022チャレンジゴールボール関東大会」に参戦いたしました。

 

ゴールボールとは、視覚に障害のある人を対象に考えられた球技で、パラリンピック特有の種目です。(日本ゴールボール協会のホームページから)

 

 

縦18m×横9mのコートに1チーム3人で対峙し、自陣から鈴が入ったボール(バスケットボール大)をゴロやバウンドで投げ合い、相手のゴールを目指して攻守に分かれ得点を競います。最大の特徴は、選手全員がアイシェードと呼ばれる目隠しを使用するということ。アイシェードを装着すると視界は完全に遮られ、あとは音や手足の感覚だけを頼りにゲームに臨みます。

 

 

ゴールは横9mとコート全体に広がり、プレイヤーはゴール前、センター・レフト・ライトの守備位置につき、相手の足音とボールの鈴の音から球筋を予想し、身体全体でガードします。試合球は重さ1.25kg(バスケットボールの2倍)。みぞおちや顔面で受けると結構、痛いですが、そこから立ち上がり攻撃に転じます。

 

 

 

ゴールボールは、その試合の様子から「静寂の中の格闘技」とも言われるスポーツで、速攻で切り替わる攻守の攻防や暗闇を恐れないプレイヤーが生むファインプレー、音を頼りに作り出されるチームプレー等、沢山の見どころのある競技であると共に、見えないが故、決してひとりでは上達が難しいスポーツで、サポート含めてチーム一丸で活躍する競技です。

 

大会の結果は、初戦としてはまずまずの成績でありましたが、あなたも我々と共に、未来のゴールへ向かって「スーパーシュート」決めてみませんか。

文責:Goalballers

試合の動画

https://youtu.be/B1khOaEPQl4

https://youtu.be/5XOwZTXMNn0

 

スタッフの皆様へ

Goalballers から“ひと言”

 

・まずは一勝だよね。「さぁ、練習しよう」

by 鉄壁のポール

・楽しくをモットーに頑張ります。

by イワちゃん

・まずは、視認できないボールをキャッチする「快感」を一緒に味わってみませんか?

by Emily(エミリー)

・じわじわ楽しいんです(笑)

by おやつ統括マネージャー

 

皆様のご参加、お待ちしております。

気軽に参加してね

地域医療連携ニュースで紹介されました ~ロービジョン外来~

このたび、埼玉医科大学病院地域医療連携ニュースNo.15 (2022年9月1日発行)の「看護部から」というページでアイセンターロービジョン外来が紹介されました。

(以下、転載です。)

人は情報の80%以上を視覚から得ているといわれています。では眼の病気になっても治療では治らず十分な視力に回復されない場合はどうしたらよいでしょうか。

埼玉医科大学病院アイセンターロービジョン外来では、医師、視能訓練士、看護師らにより、このような見えづらさで生活に困っている方に、残された視機能を最大限に発揮する方法を考え、生活をいくらかでも豊かにするお手伝いをいたします。

貝体的な内容は、例えばまぶしさに苦痛を感じている方には遮光眼鏡を勧めたリ、文字が読みにくい方にはルーペや拡大読書器などを紹介します。また、日常の生活場面でより見やすくなるようなアドバイスや便利グッズの紹介などを行います。他にも白杖の入手方法や、福祉、教育、就労に間わる問題なども相談に乗っておリます。

当院ではサポートできないことは、埼玉県視覚障害者ネットワーク「彩のひとみ」に掲戦されたロービジョンサポート機関とも連携し、紹介状をお渡しして新たなステップヘ進まれるお手伝いをいたします。
当院アイセンターは看護師が外来、手術室、病棟を交代制で勤務しているため、入院前から患者さんの状態が把握でき情報共有が可能です。そのため外来時のみならず、入院中からケアを必要とする方に対してよリ早く介入を行い、患者さんの満足度向上に努めておリます。

当院アイセンターのホームページにもお役立ち情報が掲載されていますので是非ご活用ください。

アイセンター外来 岩村亜紀

 

ロービジョン外来がパワーアップしました

4月からロービジョン外来にロービジョンのプロフェッショナルである三輪まり枝さんに来ていただくことになりました。

 

三輪さんは3月まで国立障害者リハビリテーションセンター病院第三機能回復訓練部の視能訓練士長を務められていました。

37年間ロービジョンの方の支援を行っており、現在も学会や講演会での発表や大学の講師など多岐に渡りご活躍されています。

 

三輪さんは今月のロービジョン外来から私たちと一緒に働いてくださっています。

〈診察室での様子〉

 

外来終了後に医師や看護師も参加して三輪さんに勉強会を開いていただきました。

テーマは遮光眼鏡についてです。

当院では眩しさを訴える患者様も多くいらっしゃるので、改めて遮光レンズの選び方や合わせ方を学ばせていただきました。

〈勉強会の様子〉

 

今後もよりみなさんのお力になれるよう日々勉強してまいります。

今年度もよろしくお願いします!